芦屋フィル第11回定期演奏会。いよいよ迫ってきました。リハーサルはあと2回。
いよいよという感じである。しかし、芦フィルのここ最近の成長は目覚ましく、指導していて、とてもうれしく感じる。私のオーダーに対するレスポンスも良くなっており、演奏中に私の大声でのオーダーであっても、それに確実に返してくれる。おかげで、リハ翌日は喉の調子がおかしくなるのだが。あと2回しか、ではなくて、あと2回でしっかり創り上げていくという、前向きな考えで皆で演奏会に向かいたい。芦屋フィルの良いところは、皆さん謙虚なことである。これは私がここ数年 それをモットーとしている事である。音楽を楽しむ為には、楽曲に対して謙虚に向かい、そしてメンバー皆が互いにリスペクトして、励ましあって成長していく。だから私も声を荒げることはほぼない。これはもう随分前に起こした私の失敗、その自分への戒めをいつも思って指導している。メンバーはただでさえプレッシャーは感じて演奏会に臨んでいる。その事を決して忘れてはならない。いらない緊張感は、リハでは決して作らないように、でも指導はしっかりする。要するに伝え方なのである。厳しく怒って指導しても、そこで引き出される音楽はおそらく心地良いものではないはず。難しい命題だが、やりがいのある事である。さて、あと2回のリハーサル、期待は膨らむ。何があっても本番の責任はすべて指揮者にある。そう自分に言い聞かせて、私が1番プレッシャーを感じれば良いのであります。
それと本番へ向けて、身体を絞っています。最近ようやく成果が出てきて、燕尾服が楽に着れることも願っている(笑)。
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